第821回 バンコクスリウォンロータリークラブ 議事録
【RCメンバー】
山田様、小田原パスト会長、スモンパスト会長、栗並様、立川様、飯田直樹パスト会長、伊原様、平田設立会長
【来訪RC】
和田様 (東京ノースRC)
【ゲストスピーカー】
長谷場 純一郎様
【ゲスト】
金子様、小野瀬様、上田様、岡村様、山内様、山田様、今泉様、薮本様、古橋様、中村様、長谷川様、田宮様、のせ様、まつなが様、磯村様、中村様
《伊原RTN 誕生日の一言》
例会当日は伊原RTNの御誕生日。
《会長報告 代理:小田原パスト会長》
6月末は期締であり会長交代式でもある。
今回、鈴木現会長・北浦次期会長 両社共に日本へ出張中。
パーティ日程
ロータリークラブ インストレーションパーティについて
《スピーチ 長谷場 純一郎様》
-ご紹介-
-1996年 大学入学後、国内にてバックパッカー、次に国外でのバックパッカーへ。
-1997年2月に初タイへ。
日本で資金として20万円を稼ぎ、複数回に渡りタイ・タイ周辺(インドシナ等)を観覧。
-1998年にはタイにて通貨危機。
その時、以前の来タイ時の為替レートとの大きな違いへの興味が経済に対する興味を持つきっかけとなった。
のちに世界へ羽ばたきたいと思い、商社に応募するも失敗するし、挑戦した企業の内の1つであるJETROへ。
-2000年 JETRO入社。
世界に約80社、国内に奈良県、埼玉以外の都道府県全てに事務所を持つ。
-2010年、派遣にて偶然世界各国の拠点のうち、タイ・バンコク事務所へ。
社内でタイ国研修の応募を見て応募。
所属がチュラ大の外国人向けタイ語コースへ(毎日タイ語の小テスト、大量の宿題)
その宿題をこなす為の学習塾へ通い、夜は単語を暗記というのをを毎日。
猛勉強したのは浪人時とその当時の、人生で2回のみ(本人談)。
終了後、日本へ帰国後、タイ担当となる。
-2011年10月、タイにおける洪水にて、経済産業省よりタイ派遣の命令。
これが長谷場様の初めてのタイに関する業務。
業務内容はニーズを取りまとめ、日本政府ができることを探すことであった。
結果、被害状況が大きく、長期戦と推測。
対策として、供給チェーンを円滑にするためには生産の機械が必要。
それが可能な場所は日本しかなかったが、人手がおらずタイ人労働員を日本へ送りたい。日本では労働者輸入は認められておらず、研修生という扱いになっているが、
当時は真正面から労働者輸入として官邸に届け出たところ即座に承認される。
約5,000人のタイ人が生産スタッフとして労働。これが長谷場様の初任務となる。
-2012年、正式にタイへ赴任。
来客件数、相談件数は全世界事務所のなかで軍を抜いて1番多い。
計6年間、バンコク事務所に在籍。BOI等に関して、企業に同行することが多かった。
題目:日本人ビジネスマンに知っておいてもらいたい日・タイの歴史
~タイと関わって8年間の到達点~
~タイと関わって8年間の到達点~
1. タイの外資規制と投資奨励の変遷
-タイの産業政策について
産業奨励法について(1954年)
外国資本導入認可に際し、タイ政府が一定率の株式を保有。
産業投資奨励法について(1960年)
民間企業優先で自由な経済活動に任せる。
投資奨励法について(1972年)
外国企業規制法について(1972年)
タイの反日 / 日本の対応と外部要因について
日・タイ貿易でタイの大幅な貿易赤字により日本人のイメージが尊大や搾取となる。
数万人の抗議デモがおこり、田中角栄総理との意見交換。
福田総理によりASEAN外交原則が発表。
(改定)投資奨励法 / 合弁に関する基準について
目的はBOIの権限強化による外資誘致政策
プラザ合意 / プラザ合意について
当時は、貸付にて1年で10%の金利が発生していた。
投資奨励法 / 新投資奨励法について
タイ全土を3つのゾーンに分け、進出地域により恩典を決定。
イースタンシーボード / ウタパオ空港開発計画について / EECの追加投資恩典
製造業に向けた土地開発事業。
スワンナプーム国際空港に匹敵するほどの規模を誇る巨大空港。
2. タイの魅力とリスク
整備されたインフラ、駐在員のための良好な住環境等。
3. 最後に
日本にはない地理的・気候的優位性(例:米を年に2度生産できる等)がある。
持ちつ持たれつの関係あり、タイの市場を外資に開放されているのもこれら上記の恩恵である。
”人様の土地で商売をさせて頂いている”ことを忘れないように。
《連絡事項》
特筆事項無し。
20時閉会点鐘
0 件のコメント:
コメントを投稿