2013年4月7日日曜日

第574回 バンコク・スリウォン ロータリークラブ例会


WAFCA 熊澤友紀子様

第574回 バンコク・スリウォン ロータリークラブ例会


2013年4月2日



■ゲスト

WAFCA 熊澤友紀子様

政岡次期会長 奥様



■お誕生日、記念日

4/5 小田原SAA 結婚記念日



■会長報告 塩谷会長

 【3/28】

バンコクRCのチャリティーコンサート、エラワンにて開催されスモン様、塩谷会長が参加。会場には700名ほどのお客様が集まり、うち6割がスポンサーや関係者だったが、スポンサー企業がメルセデスベンツやハーレーダヴィッドソンなど一流企業。バンコクRCは25か国の国と地域の方々が95名のRCでコンサートも素敵でした。



 【4/9】

スリウォンRC理事会にて自転車委員会を開催。今後の贈呈先などを決めたい。



 【4/17~4/18】

蚊帳の贈呈式(プラチンブリ県)に参加予定。



■報告 政岡次期会長

 自転車贈呈式の近況報告。5回目の贈呈式用の自転車は船積書類入手済で4/10にCustom Clearanceを予定。今回は400台の自転車を輸入して贈呈予定です。なお、5月上旬に6回目の贈呈式用の自転車が到着し、贈呈式も予定通り行える見込みです。近年、日本の自転車駐車場センターから提供して頂いている廃棄自転車等は日本の不景気の影響もあるのか以前より減っているとのこと。



■報告 飯田IPP

 3350地区のプロジェクトである600万円のマッチンググラントとWCSが日本のクラブの参加で行われます(浄水器22台と補給部品、図書55セット)。



 ナコンサワン浄水器贈呈式(水戸南、半田南、2700地区より参加予定)、4/8の朝に出発し、ナコンサワンの3つの学校を周る予定。30人乗りのマイクロバスをチャーターします。現在スリウォンRCからは政岡次期会長、ウィムAG、日本からのRCメンバー9名が参加予定です。



 ジョンコンディーAGのお父様が他界されました。4/2から4/6までお通夜です。スリウォンRCよりお花を出させて頂きます。



 加賀中央RCより折り紙と図書支援を頂きました。贈呈のプロジェクトをセッティングしたいです。窓口は東原Rtnが担当。



 富山シティーRCより自転車支援の要請を受けました。見積もりなど対応をさせて頂きます。







■ゲストスピーカー:

WAFCAT (Wheelchairs and Friendship Center of Asia Thailand) 熊澤友紀子様

(WAFCAT概要)

1999年9月にデンソー社を母体としたNGO団体。設立はデンソーの50周年にもあたる。

愛知県が本部。車椅子や奨学金を通じてタイの身体障害者の自立までを支援することを目的としている。バリアフリー化にも貢献をしたい。

デンソーをスポンサーとしていてデンソー社員も積極的に参加。タイ人スタッフに混ざり、デンソー社員は技術支援を行う役割。

障害者が製造した車椅子をWAFCATが買取り、それを寄付するといった「お金」だけの支援ではなく、タイ人に車椅子の製造知識をつけて頂き、それを寄付するというタイの自立支援に貢献することを目的としている。



(WAFCA支援の車椅子工場)

2000年WAFCAの全面的な支援により車いす工場「Thai Wheel(タイウィール)」が設立。以前は年間200~300台の生産能力であったが、現在は2,500~3,000台を製造できるようになった。この工場にタイの障害者を雇用して彼らの自立も支援している。



(タイの障害者)

世界の人口の約10%が障害者であり、その10%中、8割が発展途上国の人々。特にアフリカが多い。タイは人口の8%が障害者(約500~600万人)。そのうち30%が補助具が必要な方々で、現在2万台の車いすが新たに必要。タイ国が1,500万台を福祉として提供し、残りの500万台をロータリークラブやNGOが寄付している。



タイ国は「障害者も自立をしたいし、その自立を手助けすることが最も大切である」と以前おっしゃっていましたが、障害とは「個人の身体の損傷」ではなく、「(バリアフリーがないなど)周りの環境」によって生じる社会参加への不平等であり、個人の問題ではない。



(障害者の教育)

タイの障害者は7~10%しか教育を受けていないのが現状。小学校は100%、中学校は80%出ているが、それ以降の高等教育を受けている障害者はまだまだ少ない。



WAFCAは特別教育センターと連携し、地方にいる障害者の早期発見とその治療のための活動、リハビリや基礎教育を支援するための活動も行っている。



(車椅子支援事業)

タイ障害者財団工場であるThai Wheelで製造した車椅子をWAFCAが買取り田舎や貧しい方々に寄付。寄付した障害者の方々の自宅でのフォローアップ支援も行っている。最も大切なことは「自立」の促進。車椅子の無料修理活動も行っている。



(障害児の教育支援事業)

2003年から奨学金制度も設けて障害児童の教育支援も開始。

2012年はタイの東北地方15県(今までは5県だったが対象を増やした)の192名に支援している。



(障害をもった小学生の通学状況)

192名中、120名が毎日学校に通っていて、32名が通えていない。これは親が仕事などで障害児童をフォローできないケースが多い。そういった児童は自宅学習をするしかないが、自学学習をしている児童も奨学金の対象としている。



(障害者の職業訓練)

100名以上の従業員がいる会社はタイの法律上、1%は障害者を雇用することが定められている。その1%の雇用枠には、障害者は職業訓練学校にて2年間学んだ方が入ることが多い。WAFCAは障害を持った児童にその職業訓練学校の見学支援を行っている。見学にいった児童は学ぶ気持ち、やる気が出て、とてもよいモチベーション提供の場となっている。



(スリウォンRCメンバーの支援児童の今)

・UMEMURA CORPORATION 梅村様、中島幹事

支援児童:タナパット君、小学5年生

週に3日間学校に通えるようになり、友達もたくさんできました。社会に関与することが出来てうれしいです。奨学金を提供頂きありがとうございます。

・塩谷会長

支援児童:カノクアンちゃん、中学生

奨学金は学校への交通費として使わさせて頂きました。がんばって高校まで出たいです。ありがとうございます。

・スモンPP

パウォイト君、中学生

奨学金のおかげで学べることが出来ました。社会に役に立てる人間になりたい。ありがとうございます。

・SCS Trading 鈴木様

ジャトラマちゃん、中学生

奨学金のおかげで学校に行けて、勉強が出来ました。大学まで出たいです。ありがとうございます。

・政岡次期会長

ティラポン君、中学生

奨学金のおかげで毎日が変わりました。がんばってこれからも勉強したいです。ありがとうございます。

・山口様

ジララックちゃん、中学生

週三回学校に通っています。奨学金は病院までの交通費として使わさせて頂きました。ありがとうございます。

・WIM AG

ルナパー君、高校生

奨学金のおかげで勉強ができました。将来は大学で教師になるか、会計士になりたいです。ありがとうございます。



今後も引き続き、奨学金のお願いをしています。

今後ともよろしくお願いいたします。今回は3/10に締切でしたがまだ受付可能ですので、宜しければご協力ください。



■ラッキードロー

政岡次期会長




■オークション

1,100バーツ



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