2013年3月30日土曜日

第573回 バンコク・スリウォン ロータリークラブ例会




在タイ大使館参事官 青木伸也氏


第573回 バンコク・スリウォン ロータリークラブ例会


2013年3月26日



■ゲスト

ゲストスピーカー 在タイ大使館参事官 青木伸也氏 

東京北RC 和田PP

横浜鶴見RC 鈴木様

政岡絢子様

Mr ピティヤさん(Umemura Co.,)

■会長報告 塩谷会長

【3/22~3/24】3350地区大会。ナコンナヨックにて。参加者は塩谷P、政岡PE、梅村Rtn、中島PP、Mr.X。



 総勢617名の参加。2016年ガバナーと2016年RI会長候補を選ぶ選挙人の選挙もあった。



カラチからの特別ゲスト、RI元会長 A.M. MOSINRI さんが田中会長のメッセージを代読された。



今期、新クラブ、2クラブ誕生。 



*プラマハ ソンポーン僧侶の素晴らしい、講演があり、感動した。



来年の地区大会は2014年3/15~16 パタヤ



24(日)政岡、梅村、中島 3人で親睦ゴルフを行った。



*トンブリRC、ノンケーンRCなど10のRCが集まって、蚊帳をプラチンブリ県へ寄付。スリウォンRCは100個(30THB/個、計3,000THB)を支援。先週の例会後に発送済です。贈呈式は4月18日 塩谷P参加



*29日バンコク ロータリー クラブ主催のチャリテイー コンサートに会長と元会長スモンさんが参加。



■プロジェクト委員会報告 政岡PE

 95回目分 400台のリサイクル自転車が 4月15日バンコク到着予定(今期5回目)

 今期は後Ⅰ回、到着予定 (今期トータル 6回)

■幹事報告 中島

 メンバーリストを作成中、写真、リストの記入にご協力をお願い致します。

■飯田IPP報告

 4月8日(月)3350地区事業 浄水器PJ 贈呈式(ナコンサワン・シンブリ・ロブリへ) 朝8時~夕刻まで メンバーの参加を募ります。

 2700地区から(鳥栖RC)半田南RC、水戸南RC等 日本から9名の参加あり

 4月9日は半田南RC 4名MakeUp予定

■スモン会計報告

 2つの口座合わせて 765913,48Bあり 会計健全です。

■誕生日、記念日

3/16 古西Rtn.

3/20 平田設立会長 奥様お誕生日

3/26 松本Rtn.

3/31 山口Rtn. 奥様お誕生日



■ゲストスピーカー:在タイ大使館参事官 青木伸也氏 

 1953年生 大阪大学 タイ語科卒(政岡PEの後輩)

 チュラロンコン大学 大学院 国際関係研究科修士卒(飯田IPPの出家にもかかわる) 3/17帰任命令が出る、4/28日本へ帰国予定。

「タイ社会の変容」

1. タイ経済発展とタイ社会の変化

1990年代以降、タイは大きな変化をきたした

(1)「タイは別の国になった」との見方(末廣教授、パースック教授)

・「微笑みの国」→「中進国の模索(末廣教授)」

-建設ラッシュとストレス社会 コンクリート&ビールの消費が鰻登りに増加

-少子高齢化社会



(2)経済発展の結果、政治社会への影響

ア.経済発展→中間層主体となって民主主義を発展(パースック教授他)

イ.発展の主体は、中間層ではなく実業家(玉田教授)

―旧勢力と新勢力の分断対立 赤・黄シャツ騒動、ローター日本人記者死亡事件、震災、洪水 色々あった。

―水平的・垂直的格差 バンコクのみ発展、金持ちは金持ち、貧富格差大



2. 日タイ関係とタイ社会を見る視座

1990年代以降、日タイ関係は益々緊密になった



(1) インドシナ(中国人とインド仏教文化)

ア.タイ族は、中国南西部から南下、王国の基礎は13世紀のスコータイ朝に築かれ、その後アユタヤ朝(14世紀~1767年)、トンブリー朝(1768年~1782年)を経て、現在のラタナコーシン朝(1782年~)。中国南西部(雲南省)にはタイ族自治区あり。スコータイ朝はインド文明の影響下にあったクメール藩国から独立。→中国の辺境民族であったタイ族はインド仏教文化の影響を受けて現在のタイ文化が出来上がった。

イ.中国人(華僑:特に潮州出身)の活躍(タイ人は軍人、官吏、農民の社会であったのに対して華僑が米穀商を中心に商業権を握る)→中国人(華僑)のタイ人化(通婚、タイ語教育、タイ国籍取得)。



(2)政体・国民統合(ラック・タイ原理)

ア.1932年、専制君主制から立憲君主制に移行する立憲革命が発生、1935年ラーマ7世は退位してラーマ8世が即位(幼少のため摂政を置く)。1946年ラーマ8世が死亡してラーマ9世(プーミポン現国王)が即位。

イ.国王・仏教・国民のラック・タイ原理を国民統合の原理とする。→時代の変遷と共にこの国王・仏教・国民の地位(意味)の変容



(3)「歴史問題」の不存在(第二次大戦中の日タイ同盟)



  (4)戦後に良好な日タイ関係を牽引した要因

ア. タイ特別円問題 96億円の円借款

イ. 冷戦(サイゴン陥落後のインドシナのフロントライン国としての日本の対タイ経済協力)

ウ. プラザ合意後の対タイ投資ラッシュと生産拠点 

洪水後日本からの投資は120%UP

エ. 在留邦人数の増加(在留邦人約50,000人、商工会議所加盟約1,300社、日本人学校約2,500人)→ポップカルチャー、日本食ブーム等、対日イメージは良好

3. 結語

チャイナ+ワン

タイは、日本にとりメコン経済圏を牽引する重要なパートナーであり、東アジア共同体の中核となり得る最有力候補

*タイは大切な国であり、優秀な人材を育成しなければならない。 4月に帰国いたしますが、死ぬまでタイと関わりたい。





■ニコニコBOX

■ラッキードロー なし

■オークション

スモンPP 500B

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