第588回 バンコク・スリウォン ロータリークラブ 例会
日時:2013年7月16日午後7時から
場所:インターコンチネンタル ホテル バンコク
■ゲスト紹介
・美瑛RC 寺尾慶峰 様
・伊勢丹 阿久根巨樹 様
・MOS Foods(thailand) YASUMASA ASAI 様
・SHOP Global(thailand) 望月雅志 様
・TCC Land Retail 及川眞喜夫 様
・政岡P 奥様(絢子様)
■お誕生日・記念日
・7月15日 鈴木Rtn.お誕生日
・7月17日 山口Rtn.お誕生日
・7月16日 梅村Rtn.&中島PP結婚記念日
■会長報告
・ロータリー財団の会議に出席して参ります。共有事項があれば追ってご報告致します。
・30日は日本亭にてファミリーナイトです。是非ゲストの方とご参加ください。
■中島幹事報告
・30日に日本亭にて開催されるファミリーナイトの出欠表を回しますので、出欠をご記載ください。
・今年度年会費と食費併せて22,000Bを今月末までに納めてください。
・美瑛RCを初め北海道の2500地区&WCSから30万円が図書贈呈事業へご支援を頂く予定です。
※北海道のRCとプロジェクトをするのは初めてです。
・7月23日はバンコク大学の横山先生がいらっしゃいます。
■塩谷PP報告
・バンナーRC会長に領収書と感謝状を渡してきました。
・広島のRCとプロジェクトをご一緒するお話が来ております。
■阿久根社長スピーチ
〜伊勢丹がどんな商売をしているか、して来たか。どんなことを考えているか〜
まず、直近の状況はあまり良くありません。その理由は、白仮面(タクシン派)が毎週伊勢丹の前でデモをしており、お客様のご来店が少なくなっているためです。
タイでの日系百貨店の始まりは、1964年に大丸様がオープンしたのが初、その後次々と出店があり、伊勢丹様は1992年にオープンでございます。21年がたった今も多くの方に愛されております。タイでの百貨店事情はというと、上位2社で寡占状態になっており、その下に日系の百貨店やタイの百貨店が並ぶといった状況です。先ほど伊勢丹の状況は良くないと申し上げましたが、もう少し広く、百貨店全体で見ると今年来年と観光客が非常に多く、2400〜2800万人程になるそうで追い風といえるでしょう。
下記にタイでビジネスをする上でのメリット・デメリットを上げてみます。
メリット
親日である
宗教上食文化での隔たりを感じない
観光客が多い
東南アジアのハブとしての位置が期待できる
デメリット
四季がないので秋冬のファッションが売りにくい
政情が不安定
催事が少なくギフトニーズが少ない
コピー天国
バーゲンが恒常化している
続いて、阿久根社長が見たタイ人の性格は下記の通りです。
微笑みの国
お年寄りにやさしい
合唱が特徴的
躾があまりされていないのか、教育しにくい
時間にルーズ
会社より個人に忠誠心が強い
赴任して4年が経ちますが、一番苦労したのはデモによって82日間営業ができなくなったことでした。この期間中もクーラーが効かず苦しい状況の中、各種点検作業や今後の体制について会議をするため、日本人スタッフとセキュリティスタッフはほぼ毎日出勤しておりました。そんな状況の中で急遽、『明日から来ないでくれ』という強制排除通達があり、その後すぐに例の火事が起こりました。3日後に店舗に入ることが出来ましたが、消火用の水で店舗は被害を受け、さらに盗難被害にあった店舗もありました。この時幸いだったのが、従業員は全員無事だったことです。スムーズに営業再開が出来たのも、伊勢丹の前にある神様が守ってくれたのではないかと思って、毎朝お祈りするのが日課になっております。
伊勢丹のお客様構成
在住者の方が80%
全体の7割がタイ人のお客様
全体の9割がタイ人のお客様
本物の日本の質を求めて伊勢丹にいらっしゃるお客様が多く、特に、伊勢丹では物産展が非常に人気があります。このようなお客様のニーズに答えるため、日本の商品ラインナップを強化するとともに、お客様の声を元に商品開発もしております。
最近の傾向では、高額商品が売れるようになったこと、中国人、シンガポール、ミャンマー人など、近隣諸国からのお客様が急増していることが特徴的です。
現状では食品の売上が大半を占めますが、今後は日本と同じように衣料品のニーズが高まってくるのではないかと思っております。今後のライフスタイルの変化に対応してお客様のニーズに応え続けていくことが伊勢丹発展の鍵だと思います。
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