2013年10月10日木曜日

第597回 10月1日 バンコクスリウォンロータリークラブ例会 議事録

第597回 101日 バンコクスリウォンロータリークラブ例会 議事録




■ゲスト

3350地区ガバナー プラビット様
アシスタントガバナー クロントゥーイRC ソンブーン様
大阪東RC 領木誠一 様


■政岡会長報告

・本日は、ブラビットガバナーにご訪問頂き、多くのお話を頂きました。内容を抽出し3点ほど皆様にお伝え致します。まず1点目は、ガバナーは当クラブの平均年齢が低いこと、シンボリックプロジェクトである自転車贈呈プロジェクトが継続して多くの人に恩恵を与えている事について、お褒めの言葉を頂いたことでございます。続いて2点目は、会員増強という当クラブのウィークポイントについても寛大に受け入れ、激励のお言葉と、ウェブを使った会員増強のアドバイスをくださったことでございます。そして3点目は、ガバナーは会長と幹事の役割については特に強調し、幹事は鍵、そして会長はドア(看板)としてロータリークラブの要の存在として非常に大事だということを教えてくださったことです。

1010日に、日ごろお世話になっている駐車場整備センターに行ってきます。今までの感謝を伝えると同時に、最近自転車の質が低下している点について、意見をして来ます。


■中島幹事報告

・お褒めの言葉を頂いた、自転車プロジェクトについて少しご報告です。現状96回贈呈式を終え、合計42000台の自転車を贈呈してきたこと、そしてこのプロジェクトが20万人の学生に恩恵を与えたという実績は誇りに持ち、今後とも事業継続と拡大に尽力しましょう。

・ロータリーロゴが新しくなりました。新しい正式なロゴには、ROTARYという文字が既存のロゴの隣に付きました。色も全世界で統一した番号が付いておりますので、何かロゴを使ったものを作成するときにはこれに習ってください。

・ロータリーEクラブの参加を推薦頂きました。現状バンコクでは3つのクラブがEクラブに参加されております。

 トンブリー、Eクラブ
 バンコクサイバークラブ
 Eクラブオブサイアム

 チャット形式で参加が可能とのこと、直面するサイバー経済の中でどのように活動するのか、一緒に考えて行きましょう。


■プラビットガバナー スピーチ

・一応公式訪問という形を取っておりますが、ロータリーにおいてはポジションは関係ないと考えておりますので、親しくしてください。さて、私が地区のガバナーになって3ヶ月になりますが、それは残り9ヶ月で解任ということと同意です。早いものです。本日は、ガバナー就任時研修についてのお話をしたいと思います。先程もお話がありましたが、ロータリークラブにはポジションが存在し、ポジション毎に役割があります。そして重要とかんがえられるポジションに就く人間には、研修制度が存在します。少なくとも会長は3回以上は研修は受けているはずですが、ガバナーになるには、全世界537地区から集うガバナー候補と、サンディエゴで5日間の研修を受ける必要があります。これには奥様も一緒に出る必要があり、夫婦共に5日間みっちり研修を行います。ガバナー候補には、どのように国際ロータリーを盛り上げていくのかという研修を。パートナーにはどのように夫の仕事を助けるのかという研修が用意されているのです。私の家内はロータリアンで、ロータリーのルールについてはよく理解していたために非常に褒められていたようですが、そうではない方はその研修の厳しさに免許を受ける事が出来ない場合がある程です。実際どの位厳しいかというと、席には全て番号が振られており、その番号によって徹底的に監視されます。研修中は時間厳守に重きがおかれ、時間通りに席についてない事態が3回発生するとガバナーの資格を受ける事ができません。なお、席についていない候補者は、部屋やトイレまで追跡されて連れ戻される始末。もし調子が悪いなら病院まで強制送還され、調子が戻ると研修室にまた強制送還です。このような調子で、今年は幸い全員資格を受ける事ができましたが、前年までは毎年のように脱落者がおりました。

この研修終え、ガバナーとして認められた者の使命は世界中の34,000人のクラブ会長と12万人に登る会員の皆さんに国際RCの代表夫婦(ロン氏とジェッタ婦人)の存在・そして国際ロータリーのシンボルプロジェクトを伝えることです。皆さん、スリウォンのシンボルプロジェクトは何ですか? 自転車贈呈ですね。では、バンナーのシンボルプロジェクトは?浄水器ですね。では国際ロータリークラブのシンボルプロジェクトは? ポリオ撲滅です。これは実は28年間変わっておりません。28年前は20万人の子供が毎年ポリオによって命を落としておりました。ポリオ菌の起源は3000年以上前とも呼ばれ、様々な抗体を持つ菌として有名です。ポリオ菌が厄介なのは抵抗力の少ない子供に寄生する事にあります。
※タイも17年前にポリオ撲滅国となりました。

このプロジェクト開始時は、『そんな無謀な目標を。』と言ったものですが、実際28年経って全世界で99%のポリオ菌がなくなり、残りはナイジェリア、アフガニスタン、パキスタンの3カ国です。これについては、これまでの28年間の投資金額にの5.5倍にあたる55億ドルという金額を今年1年で投下する事により、残りの2年で撲滅を測る予定です。


この計画が研修で披露された時、誰もがどうやってお金を集めるのかと怪訝な顔をしておりましたが、その疑いは一瞬で晴れました。招かれていたビル・ゲイツ氏がその場で約3分の1に当たる20億ドルのお金を出すことを決めたのです。それに続き国際RCと日本・ドイツを含む各国政府が出資を表明したことで、このプロジェクトは一気に現実味を帯びた者となりました。今日皆さんにはこの事実をお伝えすると共に、是非このポリオ撲滅運動にも興味を持っていただきたい。現状の残りの金額をクラブ数で割ると、1500$になります。ビル・ゲイツ一人に20億ドルのお金を払ってもらい、12万人のロータリアンはこれに答えないわけにはいかないと思いませんか。是非クラブ単位で1500ドルの寄付にご協力お願いします。

最後に研修中の興味深いお話を一つ。今回研修は8カ国語に同時通訳されて行われましたが、その基準は5万人以上の会員を持つ言語かどうかということでした。もちろん日本語にも翻訳され、日本人のガバナーは日本語で研修を受けておりました。もちろん私は英語で受けました。来年は台湾出身の中国人が国際RCの会長に就任します。急速に会員を増強しているため、来年はきっとマンダリンに同時通訳されて研修が行われることでしょう。タイもこれに加われるように尽力致します。

以上、ご静聴ありがとうございました。


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