2017年8月24日木曜日

第783回バンコクスリウォンロータリークラブ例会(2017年8月22日)

783回バンコクスリウォンロータリークラブ例会(2017822日)
@インターコンチネンタルホテル4

【メンバー出席者】
鈴木会長、飯田光孝元会長、飯田直樹元会長、北浦次期会長、中島元会長、栗並さん、藤江さん、立川さん、佐藤さん、小田原元会長、

VISITING RTN
ファストリスティングガバナー・ジェネラル サイウット様
サイウット様 奥様
徳島プリンスRCモリワキ様
静岡中央RC 鈴木様(ゲストスピーカー)

GUEST
村田 知弘 様
高橋  花奈 様
カンバラ 様
栗田 マユ様
サナダ 様

《誕生日・記念日》
28日 ウィム様お誕生日
25日 飯田様 奥様サチエ様お誕生日

《鈴木会長より・会長報告》
今月は理事会も終了し、先週は日本もお盆休みでありました。タイでも女王様のお休みが近いということもあり、例会はお休みをしました。まだ官公庁では、服務期間ということで、あまり盛大には行われなかったようです。タイでは女王様のお誕生日は母の日にあたります。お食事に行かれるなど、ご家族と過ごされる方が多かったようです。本日は、ゲストスピーカー様のスピーチ、並びに佐藤様の入会式もございますので、ご挨拶は以上とさせていただきます。

Hug & Shaking Hands

《スローガンバッヂの授与》

《小田原前会長より》
メンバー冊子刷新に伴う報告となります。現在、新しい会員紹介を作成していますが、ご自身のご紹介に間違いがないか今一度確認をお願いします。現在、未記載のページが2ページあります。何か記入したほうが良い内容などありましたら随時ご連絡ください。集まらない場合には、写真を挿入しようと思っています。来週初めには出稿したいと思っています。冊子を回覧しますので、内容を確認してください。

《立川RTNよりファミリーナイトの出欠確認》
来週はファミリーナイトということで出欠席の確認をとっています。場所は飯田さんのお店にて実施します。現在、出席される方は24名となっております。楽しい会食を期待しておりますので、何卒よろしくお願いします。

《佐藤RTN入会式》

《ゲストスピーカー・鈴木様より》
皆様、こんにちは。タイのロータリーに出席するとは思っていませんでした。海外という場でスピーチするのも初めてのことであります。私の所属している静岡中央RCは今年で創立30周年を迎えます。今年は、歌舞伎を招致し、盛大に周年の会を実施しました。30周年以上を迎えているクラブは日本でも多数ございます。現在、静岡中央RCの会員は60名ほどいます。2年ほど前は40数名まで会員が落ち込むという危機がございました。会員が高齢化したということも原因でありますが、なんとか一昨年8名、去年5名と会員を増やすことができました。理由としまして、JCの卒業生に働きかけたことが挙げられます。日本全体で見ても、RCの会員はかなり減っております。クラブによっては、10名前後のものもございます。ご存知の通り、RCは合併するといったことはほとんどなく、存続することが難しいクラブも多くあるのではないかと思います。日本は不景気が続いており、なかなか経営者が育っていかないという環境もありますし、ロータリーの普及活動もなかなか進んでいないのではないかと思います。もう一つの取り組みとして、定款の変更をしました。ゴルフ同好会・グルメ同好会・旅行同好会など、同好会を定期的に開催することによって、出席メンバーは出席を兼ねることができます。良い点としまして、1月に1回ゴルフをやるとった取り組みが、メンバーの気分転換にもなり良い働きをしているようです。今年度から定款の変更が容易になったこともあり、期の途中でも変更が可能となっています。会員を可能な限り繋ぎとめておきたいといった思いがあるようです。時代の変化に合わせて、そういった取り組みも必要なのではないかと思います。
私も20年前にRTNになりました。現在は、64歳です。44歳のときに入会いたしました。その4年前まではJCにいました。例会や食事会も継続的に参加していますので、ライフスタイルそのものがRCと合ってきているように感じます。
現在、RCの会員数は減少してきていますが、では、改めてロータリーの魅力とは何かということを、よくメンバーで議論します。確信を突く内容がなかなかないということと、メンバーの年齢差があり、なかなか運営していくのが難しい状況というものが続いてしまっていました。
2013年から2014年の会長を務めました。1年を通し、皆様の前でスピーチをするという経験をし、成長できたのではないかと感じています。

私は、建築士として建築設計に携わっています。縁がありドクターと知り合い、病院を開設したいということで、医療のコンサルタントと建築設計と両輪で業務にあたっています。元々医療のコンサルタントというのは20年程前、現在から数えますと40年ほど昔から、医療のコンサルタントには携わっていました。そちらと病院の設計に関わらせていただくということから、自然と病衣の経営をするようになりました。現在、病院のベッド数、介護のものも入れまして458ベッドあります。職員が、グループ含めると600名程です。売上が、年間約70億弱。20年という期間ではありますが、特に、後半の12年間で10倍ほどの急成長を遂げることができました。日本は、現在高齢化が進んでいます。先ほどの、ベッド数も常に400台弱は常に埋まっているような状況です。静岡市の中心部に位置し、リハビリを中心にした病院となっています。現在、パンフレットを回覧させていただいておりますので、是非ご覧ください。パンフレットに映っています病院の写真から、人が見えると思いますが、こちらは病棟が完成した際に理学療法士や作業療法士のセラピストと一緒に撮影したものです。栗田さんも、2年前、こちらで働いていました。今、理学療法士は、173名います。静岡県で、こちらの人数はナンバーワンではないかと思います。こういった方々が患者様を治していくといった病院です。これ以外に、静岡リウマチ整形外科病院。こちらは、主にリュウマチや人工関節、脊髄などの外科の手術をしています。こちらが、88ベッドあります。また、エスコートタウンという介護老人保健施設も運営しております。
日本では、急性期の病院というものの他に、その下に回復期を中心とした病院がございます。こちらは、リハビリを中心とした病院ですが、その下に維持期といったものがあり、合計で3段階に分類されるのではないかと思います。そして、自宅での療養期間も含めると4段階に分かれていることになります。
急性期は、オペのみを実施するような、1週間以内に退院をする施設です。しかし、すぐ家に帰れないという事情のある方たちが、我々のような回復期の病院に来て、23か月リハビリ治療して、ご自宅に帰られるといった流れとなります。我々のリハビリだけではなく、人間の持つ自然治癒力というものも味方しているのだということを感じさせられます。平均年齢82歳の方々が元気に退院していくということは、非常に嬉しいことであります。
458というベッド数は、回復期の病院においては、日本最大級ではないかと思います。静岡市は72万人の人口がおりますが、回復期の方々の入所者数をまかなえているのだろうかということは常に懸念しております。日本は寒いですから、冬の大腿骨の骨折という症状が非常に多いです。女性が、骨粗鬆症になり、転倒し、骨折してしまうということが多いのです。冬場の13月は、脳梗塞も含め、非常に病院が混雑する時期でもあります。現在、理学療法士は173名ですが、来年には200名を超すように尽力しています。
先日、中国浙江省を訪問しました。中国ではリハビリといったものは根付いていない状態であります。理学療法士のような国家資格もありません。インフラもなく、機械もほとんどないような環境です。
人口は多いですが、インフラが無く、高齢化も進んでいる中国では、日本のリハビリに関する基盤を積極的に取り入れたいようです。我々の病院にも、視察に訪れる方がいらっしゃいます。
日本でも問題はございます。日本の病院では看護師が足りないといわれています。ただ、これは急性期の病院に多く集中してしまっているということであり、厚生労働省もこの偏りは是正しようとされているようです。それらを賄う社員・パートを雇う費用も増加してきており、継続して人手不足が続いています。今回、タイを訪問した目的に、社員旅行の視察も兼ねております。今現在は、オーストラリアのゴールドコーストのみを対象としておりましたが、もう少し近場で暖かい、ここバンコクも新たに対象とする予定です。福利厚生の充実も継続して図ってまいります。
車いすを114台寄付させていただきました。タイでは車いすが足りていないということをお伺いし、エンパワーメント協会様のご協力を通じ、スムーズに事を運ぶことができました。明日、式典にて表彰式に参加させていただいて参ります。タイのために、引き続き協力していければと思っております。

《神原院長より》
ご紹介にあずかりました神原です。
鈴木さんは、非常に良い環境の病院づくりを心掛けてくださっています。先ほどもご説明がありましたが、急性期の病院と、回復期の病院とはその使命が異なっているわけでありますが、急性期を過ぎた患者様を、回復期の施設に、ご家族の希望なども含め転院されることによって、急性期の病院の病床数の確保にも繋がっているのではないかと思います。
本来であれば、すべての患者様は、急性期を過ぎ、回復期を経て自宅に戻るべきでありますが、それを全て実現することは難しいと思います。我が院では、脳卒中・骨折の患者様の受け入れを中心として行っておりますが、理想は、すべての患者様に回復期を経ていただきたいということです。特定の疾患の患者様を中心に受け入れていますが、厚生労働省も、回復期施設を増やすべきだという動きをとられています。将来の我が国のより豊かな医療体制、健康長寿のために今後とも、一同共に頑張っていきたいと思っております。

(質疑応答)
認知症の方の受け入れは実施されていますか?
-受け入れています。骨折と併発するケースも多数あります。認知症の症状により、リハビリが可能な方とそうではない方もいらっしゃいます。

リハブといった言葉はご自身でお作りになられたのでしょうか?
-そうです。リハビリから派生させた造語であります。リハビリを、我々は目に見える数字として表したく、3年前から取り組んでいます。フィムという数値もございます。どこまで回復したのかを考えるために使用する数字です。昨年の診療報酬改定の議論の際には、アウトカムという考え方が出てまいりました。どれだけ治したか、というものを判断する際に使用する指標です。どれだけリハビリをしたかではなく、どれだけ治したか。素晴らしいことだと思いました。我々が早期から取り組んでいたことに対して、国も、同じ流れを意識してくれるようになったのだと感じています。

人材不足とのことでありますが、外国人の社員の方々は就業されていますか?
-はい。タジキスタンという国は介護の方々を外国から受け入れており、視察にもお伺いする予定です。年間50人規模を雇用できればと考えている。

《バナー交換》

《ラッキードロー》
梅村さん協賛のウヰスキーは、梅村様がゲットされました。

《鈴木会長より閉会にあたり》
身近な問題としての介護のお話、ありがとうございました。私自身、車椅子に乗っていたこともあり、とても身につまされるお話でありました。静岡というお土地柄、とても良い場所であると思います。私の事業のほうでも、静岡県の磯自慢といったお酒を今後輸入予定です。本日は、誠にありがとうございました。ビジティングRTNの方もありがとうございました。


20時閉会点鐘

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