第845回 バンコクスリウォンロータリークラブ議事録
2019.01.08 @INTERCONTINENTAL
HOTEL
《ロータリーメンバー》
北浦現会長、飯田直樹前会長(SAA)、飯田光孝前会長、小田原前会長、鈴木直前会長、栗並RTN、平田設立会長、伊原RTN、神谷RTN、ティタパーRTN
《来訪RTN》
(バンコクRC)チエミ様
(徳島東RC)岩本様
《ゲスト》
(飯田光孝前会長よりご紹介)齋藤様、渡辺様
(小田原前会長よりご紹介)中村様
保科様、小林様
計17名
《誕生日報告》
1月13日、飯田直樹前会長
《会長報告 北浦現会長より》
年末年始の休暇は4日のみと短い中、リクルート時代の知人とタイを観光し、
アソークエリアに引っ越しをした。
《自転車委員会報告 飯田光孝前会長より》
1月2日、コンケン県のチュンペー群にある倉庫を視察した。
社会福祉局との関係が切れたため、今後はロータリー財団名義で輸入した自転車を保管する場所を探した結果、コンケン県にあるロータリークラブ設立会長が所有する倉庫を借りることになった。
今後は、贈呈先の地元のクラブがコンケン県の倉庫まで自転車を引き取りに来て、その倉庫からタイ全土へ自転車を配送する予定である。
今後の方針についての意思決定は、次週の自転車委員会で議論する。
《メンバースピーチ》
題:転落の人生から再起を計る!
新事業:脳梗塞や認知症専門のリハビリテーション
昨日4月10日の例会のメンバースピーチお話したように、様々な事業のトラブルから来るストレスに苦しんでいたが、現在は試行錯誤しながら新たな事業の発展に向けて奮闘中。
昨日より脳梗塞、認知症に特化したリハビリテーションサービスをバンコクの病院にて開始した。
高齢化がすすむ今日のタイにおいて、非健康のまま日常を過ごす高齢者の割合は上昇傾向にある。
日本から脳梗塞、認知症の専門家に来ていただき改善の施術をバンコクの病院の一室にて行うことになった。
・強みと弱み
新事業であるバンコクでのリハビリの強みは、
タイにはリハビリテーション施設は少なく、入院をしても3〜4日で退院しなければならず
現在はご家庭で介護する必要があるため、施設や施術に対する高い需要が期待されている。
弱みとしては、理学療法士や介護師の数が少なく、社会的な地位が低いこと、
その人々と会話をする上での言葉の壁や、我々の事業がうまくいった場合に
大型病院が模倣し、取って代わってしまう恐れがあることなどが挙げられる。
今回、バンコクにあるセレン病院から場所を借り、お1人お1人に対応した症状別の施術をすることで差別化を図り、独自のブランドを構築していきたいと意図している。
ブランド力を高めることを心がけている。
・タイの高齢化社会
タイの全人口6,700万人の中で、高齢者は950万人いる。
そのうち要介護者は110万人おり、寝たきりの高齢者は10数万人もおり、
いかにタイは高齢化が進み、介護補助を必要としているかを示している。
また、タイの要介護者の疾病で最も多いのは脳梗塞、5番目に多いのが認知症である。
日本では1位が認知症、2位が脳疾患となっており、タイが徐々に日本に近づいている。
・顧客ターゲット
110万人の要介護者だけでなく、10万人を超える外国人永住者も挙げられる。
市場はタイ全土に渡る。
タイでは、寝たきりになると改善しようとする社会ではなく、何か障がいが起きると自然の摂理として、リハビリにより延命処置をするという文化はまだ無い。
日本でも約30年前までは同様だったが、リハビリテーションの技術が飛躍的に向上したことで変わってきている。
・今後の目標
タイでは日本と違い、理学療法士がクリニックを開業することができるため、
タイ人の理学療法士や介護士に資格を与えることで、タイにおいて日本の進んだリハビリの技術を普及させていきたい。
・脳の健康を測定する方法
紙面での測定が可能。
身体の健康度測定は従来の方法で測定可能であったが、脳の測定は不可能であった。
現在は計算問題や記憶問題を通して、設備を必要とせずに脳の状態が測定可能となった。
岩本様、齋藤様、渡辺様ご挨拶
・質疑応答
Q)脳の測定の過程とは。
A)正式な手順ではかなりの時間がかかるが、
簡易方式(長谷川方式)では8項目の質問に回答し、約15分で測定結果を得ることができる。
Q)トレーニングプランはどのように決めるのか。
A)測定結果、普段の認知症の症状から判断をし、プランを決める。
Q)タイ人の理学療法士のレベルはどのくらいなのか。
A)施術の質は問題なく、覚えも早い。また、タイ全体の理学療法士の質は十分に通用するレベルであるが、日本と違い認知症患者への施術経験者が少ない。
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